まず髪の生え際に沿ってヘッドを開頭するところから始める。
後からヘッドを再接着する際に、接着した線が目立ちにくいように
丁寧にナイフを滑らせて分解する。
次に、ドールヘッド制作での最大の難関であろうアイホールをくり抜く作業に取りかかる。
1/6サイズのドールヘッドで、正確に美しくアイホールを仕上げるのは大変骨の折れる作業である。
一瞬の気のゆるみが取り返しのつかないミスにつながる。
一瞬の気のゆるみが取り返しのつかないミスにつながる。
数種類のナイフ、ピンセット、ヤスリ、ミニルーターを使って、とにかく地道に少しずつアイホールを削り取っていく。
大まかにアイホールの形ができたら、ヘッドの裏側からアイホールの断面の厚みを削って薄くする。
これをしないと、ドールアイを取り付ける際に変な隙間ができてしまう。
横 4mm × 縦 2mmの小さなアイホールを両目で仕上げるのに3時間もかかってしまった。
これでも以前に比べて早くなった方だ。
これでも以前に比べて早くなった方だ。
カスタムドールに興味のない人なら、5分もたたないうちに「こんな細かい作業は無理!」とナイフを放り出すだろう。
実際1/6ドールは、アイホールをくり抜いてドールアイを入れるのではなく、目をペイントのみで表現する「描き目」のドールが主流である。
もちろん「描き目」であっても、画力が高いドール作家さんの作品は素晴らしくリアルで美しい。
自分にそのような画力がないのも一因だが、それよりももっと圧倒的にドールアイにこだわる理由がある。
次回はその理由についてお話ししていきたい。



